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高専プロコンの予選資料について考察してみた。

高専 コンテスト

昨日は、高専プロコンの予選資料提出でしたね
高専プロコンの挑戦者各位、おつかれさまでした
プロコンに参加しないどころか、高専生ではないわたしにはさほど関係ないのだが、まあなんか気づいたことがあるので、せっかくなので書いておく


過去の予選資料をみてみる

高専プロコンの募集要項を見ても、どんなことを書けとは具体的に書いていない

予選審査は作品の独創性が重点的に評価されます。また,有用性・実現可能性についても重視されます

この程度しか書いていないので、まあ、過去の資料を見るしかない。
高専プロコンの自由部門、課題部門に出ようと思ったらこのページを見ない人はいないと思う

全国高等専門学校プログラミングコンテスト - 過去大会の記録 - ProconTop

たとえば記憶に新しい第26回の長野プロコンの自由部門、課題部門の優勝チームの予選資料はこんな感じである

ホップ!ステップ!マップ! ―小学校での安全活動支援システム―(東京)
Smart AIS ―海内の旗幟―(弓削商船)


どんなことを書くのか

だいたい以下のような項目を書くことが多い

  • 背景・課題
  • 目的
  • 作品の概要
  • システム構成図
  • 機能説明
  • 実現方法(機能を技術的に解決する方法)
  • 既存システムとの相違点・作品の独創性
  • 事前調査、実証実験(ないところもある)
  • 開発計画・開発、実行環境
  • まとめ(ないところもある)

これを12枚のpdf に落としこむ必要がある
アイディア推しでいくのか、技術的な挑戦でいくのかで資料の見せ方も変わるし、どんなふうに書くのかは一概に言えないのでなかなか難しい


考察

ここから、だいぶ個人的な考察になるので「あー、こういう意見があるんだなあ」ぐらいで止まってほしい*1
あと、全部の資料を見たわけじゃなくて、高知大会(2011)あたりまでを適当につまんで見た

高専プロコンの資料の特徴

高専プロコンの多くの資料は、わたしの資料の作り方と似ていなくて、なんか違和感あるなーと思って考えた結果、以下の点が挙げられる

  • 文字が多い
  • グラデーションとか使う
  • 影とか使う
  • 斜め文字とか使う
  • 四角が多い
  • 四角の中に四角の中に四角とか
  • スライド1枚に対して色が多い
  • 図が多い(メッチャ良いこと)


なんでこんな資料が多いのか

まあ、理由としては、過去の受賞作品の資料が上がっていて、みんななんとなくそれをみて意識するからが主な理由だと思う
たぶん上にあげたような資料はプレゼン向きではないと思う(イラストが多いのは良いけど)
けど、それでも手元でみるような資料だとああいう資料のほうが向いているのかもしれない

ざっくりいうと、予選資料って、どこかの先生、大きな企業の人、行政色が強い人がみることがおおいのかなって思う
そういう方には、あの特徴をもつような資料がウケるのかなあ


資料作りが上手な高専

鳥羽商船

個人的には鳥羽商船の資料は作り方が上手だなあと思う
文字が少ないんだけどわかるんだよね。すごいいいこと
ちょっと古いけど、すなケッチ!はイラストが多くて視覚に訴えかけるものがあるし、去年の自由部門のやつもイラストが多くてどんなふうなことができるのかわかりやすい

すなケッチ!(鳥羽商船)
素敵な劇しまSHOW ―PowerPointで劇の演出支援―(鳥羽商船)

香川(詫間

あと、香川の詫間キャンパスは、新しいこと・技術的におもしろいものを作ることが多い印象
そういうアイディアって技術的にどうやって解決するのかを伝えないといけないから大変なんだよね
そこをイラストでカバーしたり、文言に気を遣っているのがすごく伝わる

Canvas(香川 (詫間))
Z!BA(香川 (詫間))


ちょっとめずらしいタイプの資料

Plugica

言わずもがな、こんな資料見たことないってやつ
スタイリッシュだよね
さっきわたしが挙げた特徴をほとんどかすっていなくて、あまりにも高専プロコンらしくなくてびっくりした
けど、伝わらないのかって言ったらそうでもないし、こういう資料もたまには見たい

Plugica ―もっと気軽にコンセント―(津山)

USAKAME

とにかく図が多い!!
あと図が面白い!!!!!!
デザイナーさん(絵師さん)がきっとメンバーにいたんだろうなあと思う
ここまでイラストが多いと、伝わるよね

USAKAME ―娯楽型リハビリテーション支援システム―(広島商船)

旅Navi

だれでもわかる、スライドがAndroidの画面!
スライドがこんなにAndroid感を出せるなんてすごいと思う
チェックボックスとかラジオボタンまでちゃんと意識しているしね

旅Navi ―これ一つであなたの旅を快適サポート―(木更津)


所感

一歩引いてみたら、高専プロコンの資料ってたくさん考察することあったんだなあと思う
漠然と「なんかこの資料いいんだけど!!!」という気持ちはあったけど、現役時代には全然わからなかった

高専プロコンは、競技4回、自由1回(予選落ち)しました
なので、予選資料を書くスキルは本当、皆無ですね
老害チームに迷惑ばかりかけたのは苦い思い出である

超スーパー良アイディアで殴れば、高専プロコンの資料の書き方なんて、そんなに気にしなくてもいいのかもしれない
けど、良アイディアがあっても、それを伝える力がないと結局通らないので、最低限の資料書きスキルは必要である
ぜひ、現役の高専生は高専プロコン出ていろんな経験して欲しいです

できることなら、もう一回チャレンジしたい
ほんと良い夏だったなあ

*1:普段、プレゼン資料を作ることは多いけど、企画書の資料みたいなのを書くことは少ない