プロコン競技部門の個人的に思う良いところを書いてみた。
わたしは全国高等専門学校プログラミングコンテスト(以下プロコン)というちょっとやばめなプログラミングの大会に4回挑戦した。つい1週間前に終わったわけだが、それはそれはエキサイティングでクレイジーな感じだった。今年は例年につぐデスマにデスマのオンパレードで、明石高専のれあんくんに「なっちゃんはデスマが趣味だからな」とまで言われた。まあ1年に1回ぐらいはデスマしたくなるお年ごろだし仕方ないね。
デスマは生半可な気持ちでやったらほんとによくない。少なくともデスマが良いわけではない。できるならデスマせずにちゃんとできればいいんだ。なので他高専生がわたしのエントリを見て、デスマしたくないから競技は出ないでおこうと思うのならデスマをしない競技をすればいいんだ。まあデスマしてない競技部門ってほぼみたことないんだけどね。
わたしはデスマが趣味と言われたけど、わたしは人とモノを作るのが好きらしい。人とモノを作って自分の自信作を持って行って戦うことができる競技部門ってすごくいいと思うんだよね。みんなで同じものを解くモノを作るわけで、優劣がすごくわかりやすい。
ここからは共感を得られる人と得られない人がいるからわたし個人の意見だ。
わたしは小中で吹奏楽部に所属していて、吹奏楽コンクールで派遣を取ることを目標にがんばっていた。平日はどの部活よりも遅くまで部活をして、休日も9〜17時まで部活だなんてざらだった。なんだか今と状況が似てるね。
沖縄県では上位2校が九州派遣にコマを進めるんだが、わたしが3年生の時なんと県で2位だった。だけど、あと1校、毎年九州に行く常連校が同点だった。最終的に審査員が2校の多数決をしてわたしの学校は行けなかった。凄く凄く悔しかった。
音楽は自分の好みが現れたり、最低基準が各々違ったりする。わたしたちは完全に負けたという納得がしたかった。1位、2位、3位を決めるのが人間の感覚じゃなくて、ちゃんと定量的な結果が出て、あーなるほどそうですねってなりたい。
野球やサッカーバレーというメジャーなスポーツはちゃんと定量的な結果が出るんだけど、例えばフィギュアスケートとかも人間が結果を決めるよね。わたしはいつもあのフィギュアスケートを見る度に、なんで真央ちゃんが勝てないんだろうとか思ってた。吹奏楽もそんな感じ。
まとめるとわたしはプロコンの競技部門の定量的に結果が出る感じがたまらなく好きだ。自分の好きな事が定量的に評価されるチャンスってあまりない気がして、それをハッキリ白黒つけられるのは好き。
あとね、自由・課題のように自分の作ったモノをプレゼンしてデモするって大会は世の中にたくさんあると思う。だけど、全国の高専生(一部世界の大学生も)が同じ課題に取り組んで、戦うってのはすごく稀だと思う。
プロコンだとその問題に取り組む期間が半年与えられているのもいいよね。今年だと画像処理が必要だったりするんだけど、1週間じゃ書けないけど、半年あるから書けるって人もいるはず。その半年間の成果物を大会当日に持ってきて\イザショーブ/って面白い。
大会が終わった後にわたしたちはこんなことしてましたーって答え合わせするのも楽しい。しかもその戦ってる相手が自分と同世代の同じ様な環境の学生って。こんな経験ができる大会少ない。
さっき、定量的な結果が出るのがよいって言ったけど、そのためにもプロコン側は全チームに同じ環境を与えて欲しいなあとか思う。沖縄高専が「カメラはパケットから何センチの高さに設置されますか」と質問したら「参考画像とほぼ同じ範囲が撮影できるように調整する予定です.」と言われたし(実際に本番では写ってる範囲がブースによって変わった)、プロコンが上げた本番環境の写真が何故かぼけている写真だったり(明るさの参考にと言われたけど実際ならなかった)、そういう曖昧なところをちゃんとしていただけると、わたしたち自身もっと勝敗に納得ができるんじゃないかなと思う。
なんでこんなエントリを書いたのかというと、プロコンすげーいいを読んで、そうなんだよ!!そうなんだよ!!!!と思って書いた。わたしの青春はプロコンだった。後悔なんてない。
まあいろいろと書いたけど、プロコンの競技部門のまとめをします。
- 結果が定量的なので、勝敗に納得ができる
- 期間が半年あるので、新しい分野にもちゃんと取り組める
- 同じ境遇の人(全国の高専生)と一度に戦える機会はない
- 友達が増える
- 仲間とモノづくりして戦うの楽しい
- デスマも楽しい
最後にデスマの楽しい様子をお送りします。
2011@舞鶴 寒かった
2012@有明 サイコロだった
2013@旭川 寒いしサイコロだった