【大学編入】【電通大】編入勉強まとめ2~受験までの勉強
受験までの流れ
1〜4年春
そんなに深いこと考えずにとりあえず程よい成績を取る
8月
夏休みに沖縄高専を卒業した先輩に電通大を案内してもらいました。ここの大学に行こうと決めます
〜10月
プロコンをやる。勉強は二の次。
〜12月
部長を継承する。バイトをやめる。
この頃からやっと勉強モードになりました。電通大の受験で必要なのは、微積分(偏微分や重積分まで全部)、線形代数、複素関数までと、確率とラプラス・フーリエ以外ほぼ全部の数学が範囲でした。解き方だけ覚えて解けるようになるというのもありますが、それでは応用に対応できないと思うしきちんと1年生のときからの数学(基礎)からやろうと思いました。この選択はとても正解だと思いました。
1年からの数学をやり始める。そのときに使った本はこれです。
- 作者: 吉本武史,豊泉正男
- 出版社/メーカー: 学術図書出版社
- 発売日: 2010/12
- メディア: 単行本
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ちゃんと説明をしている+演習問題が豊富なので、受験生にかぎらず高専の低学年で使って基礎を固める本にぴったりだと思います。けど、二次関数・組み合わせ数学の話が抜けていたりするので、そこは気をつけましょう。
冬休み
上記の本をやりながら、全国高専一斉テストの物理を受けるので(応用物理の成績に入る)物理をやりました。物理は、とりあえず学校で使っている教科書で勉強をしました。
- 作者: 原康夫
- 出版社/メーカー: 学術図書出版社
- 発売日: 2012/12
- メディア: 単行本
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この本の高校範囲の物理の部分は一気にさらい、高校範囲の物理ができるようになりました。試験では300点を目標にがんばっていましたが、慣れないマークシート試験だったのでミスを連発し285点でした。マークシートとはいえ高校範囲が7割だったので本当に焦りました。
1月
忘れもしない1月14日に、担任の先生(学科で一番進学に詳しい先生)に勉強の進捗を話したら「今のままじゃ電通大に落ちる」と言われました。とにかく悔しくて、その日帰って泣きました。
翌日、先生に「ムリかもしれないけど、今勉強やめたら悔しいからとにかく勉強して絶対合格します。合格したときはこんだけやったんだ、って後輩に話してください。」と言いました。ここからが本当に気合を入れた受験勉強だなあと思います。
その日からSNS断ちをし、平日は7時間、土日は12時間勉強することを目標にがんばりました。
1年生の復習も終わったので、微積分も基礎からやりたかったので
- 作者: 馬場敬之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/06/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 小寺平治
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 単行本
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をやりました。単位が取れるシリーズはイメージから入れるのと、重要なところはちゃんと丁寧に導入してくれたのでわかりやすかったです。けど演習問題がないので、それは別の本でカバーをする必要があります。
英語は、語彙と文法とTOEIC対策をやっていました。
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
- 作者: 大西泰斗,ポール・マクベイ
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 単行本
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- 作者: 鈴木陽一
- 出版社/メーカー: アイシーピー
- 発売日: 2000/03
- メディア: 単行本
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- 作者: 花田徹也
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: Kindle版
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を使いました。結果は450点でした(´・ω・`) 英語が苦手なのでコンスタントにDUOを続けていきました。
2月
2月になり、微積分を終わらせたので線形代数に入りました。線形代数も基礎からやるために
- 作者: 吉本武史,豊泉正男
- 出版社/メーカー: 学術図書出版社
- 発売日: 2010/02
- メディア: 単行本
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をしました。このシリーズ、説明もあるし演習問題も多いし本当に良本だと思います。
学校の学年末テストはそれだけに集中したかったので、ギリギリまで受験勉強をと思った結果、2日前から勉強を始めました。今までのテストよりも短い勉強時間でわりと良い点を取ることができました。特に英語や物理でそれを実感し、これが受験勉強の恩恵(基礎がある)なのかなあと思いました。
この時期は一日英語を2時間ぐらいやってTOEIC対策をしていました。DUOを1時間しながら、
- 作者: 花田徹也
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/09/17
- メディア: 単行本
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- 作者: 神崎正哉,TEX加藤,ダニエル・ワーリナ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/09/17
- メディア: 新書
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この本とかを使っていました。
物理は高校範囲の演習問題を解きまくりたかったので、
- 作者: 高校物理研究会,啓林館編集部
- 出版社/メーカー: 新興出版社啓林館
- 発売日: 2012/02
- メディア: 単行本
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をしました。
2月の後半には線形代数も終わり、偏微分や重積分に入りました。
大学・高専生のための解法演習 微分積分〈2〉 (極めるシリーズ)
- 作者: 糸岐宣昭,三ツ広孝
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 2003/12
- メディア: 単行本
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で演習をしていました。微分・積分の難しいパターンの問題は練習していたので(置き換えたり、部分分数分解をしないといけなかったり)解き方を理解をしたらわりとサクサクと進めました。
またこの時期からプロコンの話し合いを始めました。
3月
午前中プロコンに行って午後は勉強というスタイルになりました。
3月16日にあるTOEICの公開テストのためにDUOをやりながら
新TOEICテスト 直前の技術?スコアが上がりやすい順に学ぶ
- 作者: ロバートヒルキ,ポールワーデン,ヒロ前田
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: Educational Testing Service
- 出版社/メーカー: 国際ビジネスコミュニケーション協会
- 発売日: 2009/08
- メディア: 大型本
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をやりました。結果として英語は勉強当初からほぼ成長せず、スコアは475でした。結果が出た日はたくさん泣き(笑)これはもう推薦で受からないといけないなあと強く思いました。
ベクトル解析(面接対策・物理でも必要)、複素関数も手を付け始めました。沖縄高専の応用数学ではあまり勉強をしないので、自分で勉強する必要がありました。
- 出版社/メーカー: 大日本図書
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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で勉強しました。解法が親切じゃないので分からない問題は人に聞く必要があって大変でした。
高校範囲だけではなく、ちゃんと大学の範囲の物理もやり始めました。
- 作者: 橋元淳一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/06/13
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基礎物理学演習 (1) (ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1))
- 作者: 永田一清
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 1991/01
- メディア: 単行本
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をやりました。単位が取れる力学ノートは丁寧で絵も多いしわたしはすごく助けられましたが、演習問題は少ないので黄色い本でがんばりました。黄色い本はわからない問題も多く、答えを見たりしながらなんとか慣れていくようにがんばりましたが、剛体は本当にちんぷんかんぷんでとにかくつらかったです。というか物理全体的に苦手です。
4月
DUOや物理や応用数学をしながら、電通大の過去問にも手を出していきました。電通大は過去問を平成22年度の分から公開しているので(他の大学は直近3年分とかが多い)親切です。
ひと通り力学が終わり、今度は電磁気をしました。
- 作者: 橋元淳一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 永田一清
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 1992/01
- メディア: 単行本
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力学と同様な感じで勉強をしていきました。
数学も全範囲が終わったのでここからは演習モードとして、
大学編入試験問題 数学/徹底演習 (第2版) - 微分積分/線形代数/応用数学/確率
- 作者: 林義実,山田敏清
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 2006/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 田代嘉宏
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 2001/08/31
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をやりました。どっちもほぼ1週をし、重積分や複素関数などの電通大よく出る問題は2、3週しました。
学校やプロコンをしながらだったのでキツかったです。あと同級生(就職組)がどんどん進路決まっていくのでいいなあと思ったり、わたしも就職のほうが良かったのではないかと疑心暗鬼になりながらもがんばりました。
4月の末に募集要項が出ました。電通大は他の大学に比べて遅いと思いますが、志望動機など書くものがないのでそんなに焦ることはないと思います。けど、先生は推薦理由を書く欄があるので先生が大変そうでした。
5月
物理と英語が苦手なことをどんどん痛感していき、これは推薦で受かるしかないなと決意をし始めます。
ゴールデンウィークは受験のことしか考えずにひたすら勉強しました。これが受験勉強に没頭した最後の休みだった気がします(そのあとはプロコンが忙しくて…)。
専攻科試験対策でアルゴリズムとデータ構造やネットワーク、アキテクの勉強をし、口頭試問対策でひたすらに数学を勉強しました。
5月17日に一回目の受験になる専攻科を受験し、とにかく面接がボッコボコで翌日先生に怒られました。この専攻科の面接は本当にいい経験になったと思います。先生からの”電通大の面接対策ちゃんとしろ”という愛を受け取り、電通大のときは面接対策シートという名の質問されそうなことをみっちり書いた紙を作りました。
後半はプロコンで忙しかった記憶しかないです。あと、お茶の水女子大もすべり止めで受けるつもりだったので、お茶の水女子大の志望理由書を書きました。何度も推敲した文書を@m_kyoujyuに添削してもらったり、手書きで書くしで、電通大の受験1週間前にこれをやるのは本当につらかったです。
6月
プロコン予選の提出が終わった翌日に人生で最悪な皮膚状態になり、月曜日に病院行って薬ももらったけどこれがきっかけで水曜日に38度の熱を出しました。さらに試験当日の金曜日、東京は梅雨入りするし6月の降水量が一日で降るし大変でした。口頭試問はどの部屋も最大限の力を出せなかったので悔しかったです。
ルーズリーフは数学と物理でだいたいこれぐらい使いました(比較:MacBookAir、ペン)
本ごとに分けたり、分野ごとに分けたりしていたので、たまに見返すときに楽でした。ノートとルーズリーフ派いろいろあると思いますが、わたしはルーズリーフであっていると思いました。
基本的にシャーペンで勉強をして、今日は頻繁に芯を折るなあって日だけペンを使ったりしていました。受験はシャーペンなので、シャーペンでも早く書けるようになったほうがいいと思います。
わたしがやってよかったこととか、本はこれが良いとかの感想はこっちです。