【ICTAdventCalender 26日目】ICTのチーム開発で足りないこと
ICTAdventCalender の26日目の記事です。
ICTAdventCalender はコンフリクト自由だし、年内ならいつでもいいみたいな風潮があります
コンフリクト自由という点により、シャレオツなAdventCalender で管理をせず、スプレッドシートで管理してるの面白いと思いますね!!!
そんなICTAdventCalender もとうとう3年目です
ICT Advent Calendar 2015 - Google スプレッドシート
ICT Advent Calendar 2014 - Google スプレッドシート
ICT Advent Calendar 2013 - Google スプレッドシート
過去の記事だと ICTの誕生秘話 / @m_kyoujyu、ICTと僕 / @pinkroot はICTの始まりや全盛期がはじまるところについて書かれていたりして面白いと思います。
プロラボ部門でいくと、集計!プロラボアンケート! / @nikollson、競技趣味グラミングと作問のすすめ / @chigichan24 はプロラボのことがわかったりして好きですね。
お前誰だよ
- 昨今のICTの女社会を築き上げてしまった張本人
- @dnc_pop30 の前の委員長
- なんやかんやで今は電通大で3年生やっています
- 特技はすぐに寝ることで、好きなことはプレゼン
- @___10riridk0 のいとこ
ぐらいですかね。
今年のICTAdventCalnder 見ていましたが、1年生が多くとても嬉しく思います
これからのICT委員会に期待です
さて、今回の記事ですが、現役のわたしもちゃんと出来ていなかったことを書きます
あくまでも一個人の感想で、老害感たっぷりの内容になり、この人うぜえと思うかもしれません
人それぞれわたしの記事を読んで思うことがあり、良いと思ったら実行して欲しいです
ICTのチーム開発で足りないこと
5年生もプロコンの予選落ち、今年は東京からICTを見ていました
実質、わたしは2年間ICTの選手としてではなく外野から見ていたことになります
みんなの実際の開発の様子は @m_kyoujyu からの伝聞やブログでしかわからないのですが、今のICTのチーム開発で足りないと思ったことは、チームとして振り返っていないことです
チームとして振り返っていない
ICTは個々人、ブログを持っている人が多く、大会が終わると反省ブログを上げているのをよくみます
現役の時のわたしもそうでした
けど、ICTの何がだめって、ほとんどそれは個人の反省なんですね
個人の反省
この辺はいわゆる個人の反省ですね。
取り組みの遅さは完成度につながるなあと実感。表向きは作業してても全然進捗を出せないこともあった。
プロコン2015参戦記その1 ~主に反省~ - やがみあん雑記
認識の甘さ BluetoothやBLEのことを深く調べずに「この処理を実装するのはそんなに難しくないだろう」 と判断していた節がありました。 しかし実際にはそう簡単に実装できるものではありませんでした。 企画書を出した後にすぐ調査していれば対策も練ることができたはず。
第26回高専プロコン懺悔場 - Yugosoviet通信
分からないとこはもう、1日ぐぐって分からなかったら誰かに聞くぐらいの心構えの方が結果的に進捗出る。間違ってもサーバーのhello、worldアプリ動かすのに1週間なんてかけるべきではない。ググり力は一朝一夕で身に付くものじゃないし、そもそも開発力も他の部員に比べて圧倒的に劣ってるんだから、PCK終わっても何かにコミットして開発力少しでも上げろ。
パソコン甲子園2015に参加して - ブロンズの独り言
こちらは、ちょっと傾向が変わって、チームに対しての個人の反省ですね
いくらプレゼンがうまくても、その中身に、聞いている人を納得させるだけの具体的な「何か」がなければダメで、そういうのは一人だけで考えてたら絶対出てこない。
うちな~ICTビジネスプラン発表会2015に参加してきた - ブロンズの独り言
だから3人でよく相談して、ビジネスモデルについて色んな角度からよく考えて、それをブラッシュアップしていかなければならなかった。
うんうん、そうだね、反省できてるね。
じゃあそれを実行できそう?来年は
反省をしたらそこでおわり
ほんとこれ。
わたしも実際反省してたけど、それをきちんと実行できたのって言われたらできていなかったと思う
完全に自分の現役のことを棚に上げて話しています。
だから最悪な老害だと思う
けど、このままじゃICTは他高専に勝てないです
わたしが思う、ICTに必要なのはチームでしっかり反省会を行い来年のメモを残すことです
チームでしっかり反省会を行い来年のメモを残す
各チーム反省会ミーティングをする
まずはじめに、各チーム反省会を開きましょう
別にこんなのは委員長が日程決める必要もなく、勝手にやって下さい
そのときに必要なことは、KPTベースでいきましょう
- K(Keep:次も活かしたいこと)
- P(Problem:問題だったこと)
- T(Try:挑戦したいこと、Problemをどのように解決するか)
まずは、各々KPTを箇条書きで考えていき、そのあとにみんなでさらにまとめあげましょう
他人のProblemを見て、たしかにそんな問題があったねと再自覚できたり、Tryを考えてあげられるかもしれません
これを行うと、誰のここはよかった、このときはこうして欲しかった、このチームは何がよくて何がダメで、それに対してどうやってアプローチしようとしているのかがわかります
また、それに加えてこんなことに挑戦すると良さそうというメモを残すことが出来ます
できればマークダウン記法で書いておくと、後々便利になる可能性が高いのでおすすめです。
テンプレ置いておきます
リーダー同士の反省会もしましょう
同様に、KPTベースでいきましょう
リーダーにもKPTがあると良いと思います
チームで反省会したら、全体でも共有
チームで考えた反省・リーダーの反省をどこかで共有しておいて下さい
Gistのシークレットでもなんでもいいですが、slack などの流れやすい所にあげるだけはやめてくださいね(URLを貼るのはもちろん良いけど!)
他のチームの問題点とかを見ると、たぶん自分たちのチームでもこんな問題点があったねとか出てくると思います。
ちゃんとそこを自覚しておきましょう
これが来年度の動きを始める前にやっておくことです。
なぜチーム反省会が必要なのか
自分がチームでどんな役割を担っていたか確認できる
そもそもに、チームで反省する人と反省しない人がいます
それがおかしい。
ハッカーズなんていい例で、ブロンズはしっかり文字に残して自分のよかったところ、問題点を反省しています
わたしが見えていないだけで、ハッカーズの他のメンバーも反省しているのかもしれませんが、それって思っているだけじゃない?
ちゃんと考えて、文字に残して下さい
文字にするのと思っているだけだと全然違います
大会が終わったからチームは終わりじゃないです
しっかり反省して、そこでやっとチームは終わりです
来年、その大会に出る人が参考にできる
今年はパソコン甲子園にでたけど、来年は高専プロコンの競技部門に出る人は、パソコン甲子園のことはわかっても高専プロコンの競技部門については無知です
細かいところは、今年の高専プロコンの競技部門に参加した人に聞いても良いのですが、全部を聞くわけにもいかない
そんなときに、1年前のメモがあると超助かりますよね
この時期はこんなことしないといけないとか、あの時期にはシステム全体が動いてないとヤバイとかわかると思います
また、パソコン甲子園と高専プロコンは求めているものが違います
高専プロコンの入賞されやすいもの、パソコン甲子園の方向性とかは、出た人はしっかりわかっていると思いますが、それをわからずにやると入賞しにくくなります
そういう、自分たちの反省点もだけど、入賞されたチームの傾向をメモに残したり、大会に出た感想っぽいのも残してて良いかもしれないですね
とにもかくにも、今年参加したあなた達の経験を来年のチームに役立てましょうということです
ICTはチームだから強い
m教授は何度も言ってると思います
ICTは別に個々人がすごいわけじゃないんだよ
チームで動いた時にその力が発揮されます
だから、しっかりチームで反省をやってほしいんです
m教授の負担を減らせられる
今、その反省メモがないのにどうにかなっている理由って、m教授が頑張っているからだとわたしは思います
m教授は何年もICTを見てきて、いろんなチームが良かったところダメだったところを知っています
だからどのチームに対してもm教授はアドバイスをすることができます
今年m教授は腰を痛めました
働かせ過ぎです
m教授にぶらさがるのやめましょう
さいごに
なんでこんなことを言ったのかというと、私自身、100カンファの実行委員長をするときに、新春カンファのKPT がとてもとても役立ったんですよね
わたしはその現場にいなくても、こんな問題点があったとかここはよかったとかのメモがあるおかげで、その点をしっかり考えることが出来ました
だからね、それをICTにもできたらなーってわたしは思うわけです
現役時代、わたしもしっかりできたわけじゃないのに、こんな偉そうなこといってごめんね
わたしはICTが大好きだし、これからのICTにも期待しています
もう一度、これを読んで下さい
今のあなたがしないといけないことってなんですか?
m教授、きっき、かがみずもだし、我々老害たちもICTが好きです。
先輩たちはどんどん卒業します
あなたたちがICTを動かす時代です
先輩のよいところは真似て、ダメだったところは反面教師にして下さい
2015年、ICT委員会お疲れ様でした
わたしはいつでも東京から見守っていますし、何かあればいつでも相談に乗ります。
2016年のICT委員会の活躍を期待しております。