100カンファが終わった。
100カンファ実行委員長なっちゃんです。
以前の記事では、わたしが100カンファに向けて気をつけたこと、チームがこういう意志を持っていたよという感じの記事を書きました。
たくさんの人に見て頂きとても嬉しく思います。
また、その記事内では
わたしがどんな気持ちでカンファを開催したのかという話は、オープニング、夢これ、クロージングでお話しました。
100カンファを成功させるための10の方法 - なっちゃんのめもがき。
また、それについては別の記事を書きます。
と書いてしまったのですが、カンファの動画を見た限り、ほとんど言いたいことを言っていたので、百聞は一見に如かずということでぜひ見て下さい。
スライドはこちら
Youtubeは、オープニング 8:50〜、夢これ55:18〜(途中途切れ、ボリューム小さくなるけど)
クロージング 3:34:43〜
さーて、本記事おーわりっ!!
というのもあれなので、昨日100カンファの振り返りミーティングが終わったのでその話を書きます。
100カンファ振り返りMTG
100カンファ振り返りMTG でやったことは、各自KPT を書いた
KPT = Keep(次も活かしたいこと)、Problem(問題だったこと)、Try(挑戦したいこと・Problemの対策) ですね
16人の実行委員で書いた結果、Keep188個、Ploblem181個、Try111個もあった…
新春カンファでも似たように振り返りメモがあり、それはこんな感じでした(一部引用)
- [全般]自分も開催してみたい!という声がいっぱいでてきた(あきう)
- [運営]初の「2日連日開催」を実現できた (じゅーん)
- [ふるコン]ふるコンは高専カンファ特有の技術がすごすぎてついていけない><な感じを取っ払っていてすてきだった。 (まっく)
今回の100カンファのスタートである第一回MTGでは、このメモをみんなと確認して、ここは良さそう、ここは改良したいねという話をした
自分がしてもらったことをわたしもしておきたいと思い、みんなのKPTをまとめ直した
ジャンル分け・ラベリングするのまあまあしんどかったですね。
実行委員には「え、やったの」みたいなことを言われたんだけど、まあうん。
これが次回開催以降に役立つといいなあ…
けどみんなのをまとめてて、良かったところとか悪かったところがよくわかったので、それを簡単にまとめます
デザインがいいカンファ
keep で最も多かったのがデザインに関すること
たくさんのものをデザイナー(@denari01、@kaziki2)がデザインしてくれたのは、本当にいいことだった
実行委員が決めたことをデザイナーがデザインしてくれると、デザインの統一性があるし結果モチベーションが生まれた
当日着ていた100カンファスタッフパーカーはすごくお気に入り(๑•̀ㅂ•́)و✧
今回は、TMIXを利用して作ったんだけど、着るとすっげーテンション上がった
パーカーじゃなくてもTシャツでもなんでもいいんだけど、スタッフが一緒に何かを着けるのオススメです!!!
みんなでひとつのことをやっているんだという一体感も出てくるし、まあ全ては着ればわかるw
参加者同士の交流
アイスブレイクや懇親会の名札の裏に名前をもらう企画など、参加者同士の交流を増やすような工夫が多かったと思う
実行委員も、いろんな参加者と話すことが多く、Twitterアイコンのおかげで初めての人でも話しやすかったという意見が多数上った
また、実際に「アイスブレイク楽しかった!」や「名前がたくさんもらえて嬉しかった」など参加者のブログから見られるとね、本当に嬉しかった
アンチぼっち対策、ぜひ今後のカンファでももっと取り組んで欲しい
受付含め、本会全体のシミュレーションが弱い
アイスブレイクの部屋割りで使う券を受付にのフローに組み込む必要があった
しかし、アイスブレイクがギリギリで決まったのもあり、受付としっかり話すことができず、当日に突貫的にそれを行った
結果的に、受付で待ちキューが発生することがあった
受付で待っていた方、大変申し訳ありませんでした
しっかり、受付のフローを再確認する必要があった
1日目、司会がいない問題が起きた
完全に全体をシミュレーションできていなかった
実行委員長は会全体をしっかり把握し、このような事態が起きないようにしなければならないのに出来なかった
しっかり会全体の流れを確認することは大事
公式Wiki更新
公式Wiki はなかなか更新がしづらい
マークダウンでかければ楽なのだが、Wiki は特別な記法である
今回私たちは一度マークダウンでまとめた後にWiki記法に直していたので、なかなかめんどくさいというところもあった
また、公式Wiki に更新が遅くなってしまったものもあり(複数トラック発表の概要とか)参加者に迷惑をかけました
すみませんでした
スタッフの体力の問題
新春カンファの時もあったらしいので、100カンファでも心配していたけど、やっぱり遅刻者が出た
前日も遅くまで作業してる人がいたりするし、追い込み時期だと慢性的に睡眠不足になりやすい
今回は特にスタッフも少なかったしね…
遅刻者が出ないためにはどうすればいいんだろう
2日目にレッドブルが並ぶみたいなことはなかったけど、デスマしないような余裕を持った準備が必要なんだよな(゜゜)
なかなかむずかしい。。。
スタッフ同士の交流
準備の半年間、7回のミーティングを行った
チーム単位で話し合いMTGをするところはあったけど、全体でご飯を食べに行くなどの機会がなかった
また、忙しくて全部のMTGに出れなかった人も多くいて、スタッフ同士が仲良くなるまでにはなかなか時間がかかった
そもそもに全員の名前を覚えるのも大変
@kaziki2 のTry には「MTGで名札をみんなつけるとか」とあった
これはなかなか大規模開催・いろんな人がいるような開催には大事だと思う
やっぱりもっとみんなでご飯行きたかったなああ(´・д・`)
ドキュメント管理
相談はSlack、ドキュメントをまとめる場所はGithub のWiki がメインだった
11月ごろに esa を使いたかったよね〜という話が出た
わたしも使うけど、便利なサービスだよね
kosenconf のチームを @asonas が作ったらしいので、今後のカンファ開催で興味ある人は彼にメンションしてください〜
スポンサー
「今回のカンファはベーシックな感じ、学校でやるわけだし企業色出したくない」とわたしが言った
結果的に、スポンサーはお願いしなかった
けど、真逆でいろんな企業に協力してもらってやる高専カンファもありだと思う
そうすると参加者の負担が減らせたり、アメニティがあったり、ドリンクがあったりとかね
特に、Ruby会議のスタッフなどをしている @asonas は「コーヒースポンサーが欲しいよね!」と言った
理由としては、コーヒーがロビーにあると人が集まって参加者同士のコミュニケーションが生まれやすいから
今回はスポンサーなしだったけど、そういうのはすごく素敵だなと思った
と、ちょっとさらいましたが、こんな感じでいろんなKPT が出ました(あくまでも抜粋で、もっともっともっとあります)
ぜひ次回以降の高専カンファではわたしたちの反省や、やりたいことなどが少しでも影響が出てると嬉しいです!!!
アンケートの結果
アンケートは、66人の回答を頂きました
ご協力いただいた方、ありがとうございました!
結果は、こちらから報告しております
100カンファアンケート結果 - Google スプレッドシート
どんな方が来ていたのか、この企画は人気だったのかとかもだし、最後のご意見も書いていただいた方が多く、参加者はこんな感じで思っていたのかと気づきや反省が多いです
このアンケートの結果と、アンケートの結果から私達がどう思ったのか・どうすべきだと感じたのかなどの意見をしっかりlolカンファにお伝えします
アンケートにご回答して頂き、誠にありがとうございました!
アンチハラスメントポリシー
100カンファでは、アンチハラスメントポリシーを設けました
まず、参加者・発表者の方にはこの場で謝罪を致します。
アンチハラスメントポリシーについて公開するのが遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
特に発表者は、発表決定の連絡と一緒にアンチハラスメントポリシーもやるのでよろしくお願いします、という流れになってしまったので大変ご迷惑をおかけしました。
今回、アンチハラスメントポリシーを設けた経緯は、10/27に行った第四回MTGで話が出ました
昨今のTech系のカンファレンスでは、アンチハラスメントポリシーを設けることも多く、100カンファはどうする?ということでした
当時、私はアンチハラスメントポリシーを知らず、そこから一度考えて第五回MTG の時にやるか決定するということになりました
少なくとも今までの高専カンファにはアンチハラスメントポリシーはありませんでした
高専カンファの自由さが潰れないか、参加者はどう思うのかなどいろいろと懸念事項はあったのですが、結局採用しました
採用した理由は
- 大規模開催だから、不要なトラブルを防ぐためにもある程度のルールが欲しい
- Ruby会議のスタッフがいたり、Tech系カンファの参加経験者が多く、知見がある人が多かった
- 高専カンファではアンチハラスメントポリシーをやったことがないので、大規模開催の100カンファが第一弾としてはアリだと思った
などの理由です。
その後、どの程度アンチハラスメントポリシーに協力してもらうのかなどを話し合い、公式Wikiにこんな方針でいきますという文章や、発表者には発表概要の事前提出をお願いしました
また、本会中も問題のある発言がないかなど、実行委員でリアルタイムで話し合い(Slackにて)をしていました
今回は第一回目ということで、運営側もどの程度やるべきなのかが試行錯誤で、ちょっと掲げすぎたのかな(アンチハラスメントポリシーあるよ!と言いすぎた)という意見も実行委員から上がりました
発表者の方の中には、実行委員にメールを送ったり、わたしにDMを飛ばして聞いてくる方もいました
発表者も著作権って何がアウトなのかがわからず、萎縮しているような面も感じられたので、難しいなあと思いました
1日目のオープニングでも伝えたように、100カンファは「全ての参加者が不快にならないように楽しんでもらえる会」にしたかったです
100%アンチハラスメントポリシーのおかげとは言えませんが、とりあえず問題も起きず終えることができ、本当に良かったです。
まだアンチハラスメントポリシーについては試行錯誤段階なので、一概にやるべき・やらないべきを判断することはできないと思いました
運営側はもちろん何がOK、ダメなのかを話し合い共通の認識を持たなければならないし、知識が必要です
また、発表者側もある程度の知識がないと萎縮したり守ってもらえなかったりするので、その場合は設けなくてもいいのかなあっても思いますしね…
個人的には、小さい開催だとそんなの気にせずに楽しんでやってほしいとも思いますし、もし別の大規模開催がやるとしてもきちんと発表者募集の段階から掲げることや、今回は後で発表概要の提出でしたが事前にお願いするなどの方法を取っても良いと思います
参加者が不快な気持ちをせずにより楽しんでもらうような会になるようにするための一つの手段として、100カンファではアンチハラスメントポリシーを採用しました
高専カンファの良いところもしっかり残しつつ、両立できればいいのですが… まだ難しそう。。
あと、昨日のMTGで出た話では「アンチハラスメントポリシー」とかじゃなくて名前がもっと柔らかかったらよかったねとも出ました
いろいろと書きましたが、わたしは挑戦してみてよかったと思いました
参加者・発表者の方、ご協力ありがとうございました。
実行委員各位のブログ
- kosenconf 100 in 東京の副実行委員長でした。 | うなすけとあれこれ
- 高専カンファレンス100の懇親を支える技術 - Labo Memo
- 高専カンファレンスを運営してみて。 - Narcist's way
- 高専カンファレンスをデザインする #kosenconf - Narcist's way
- 高専カンファレンス100 in 東京 - 振り返り - crimsonwoodsのブログ
- 高専カンファレンス 100 in 東京のスタッフになるまでと終わりまで - すりごまの鯖缶?ブログ 2缶目
- 高専カンファレンス100 in 東京でスタッフした話(ブログっぽく) · GitHub
- サブスクリーンについて、または高専カンファレンス100 について。 - 良いあそなすちゃん
- 高専カンファレンス100!!! #kosenconf - And Q.
実行委員各位のブログを読んでると、自分の持っている仕事をただこなすんじゃなく、一番どうすれば参加者のためになるのかを徹底して考えてくれていた
100点を取るために120点頑張っている感じ
ただ発表をするだけじゃなくどうやってさらに喜んでもらうのかを追求したり、LTチームは自分がメインだろうからと積極的に仕事をやってくれたり、ただ発表するだけじゃなくどうすればより喜んでくれるのかを考えてくれたり、実行委員の各位の気持ちを読み取ってなんでもやってくれるデザイナーだったり、参加者の交流について一生懸命考えてくれたり、より会を楽しむコンテンツのために一生懸命頑張ってくれたり、途中からスタッフとして加わり時間がない中走り回ってくれたり、わたしのことを支えてくれたり大変な仕事をもらっても頑張ってくれたり、そんな感じが伝わると思う
ブログには書いてないけど、他にももっとすごい人達たくさんいた
実行委員について書いてたら10k字いくしここらへんでやめておく。
けどね、やっぱりくりむぞんさんすごかった
ブログに書いてる通り、最年長だからと他の実行委員が動きやすいように立ちまわってたんだけど、本当に最高・最強のフォロワーだった
ギリギリの中やったアイスブレイクのミーティング、全然余裕はないはずなのに楽しかった
くりむぞんさんのファシリテーターがすごくて、わたしとうなすけが自由に発言していたらいつのまにかまとまっていた
無事にアイスブレイクできたしね、本当に良かった
あと、100カンファ100カンファって言ってるけど、もともとわたしは100にこだわる予定もなく、ただ大規模開催をしたかった
けど、るーくちゃんさんのブログ読んで「100を狙っていた」というのを見てめちゃくちゃ驚いた
しかも本当にタイミングよく100取れちゃうんだよね、すごい
100のナンバリングにはじまり、すごい実行委員が集まったり、なんやかんやで良い企画が集まったりとミラクルばかり起きた
今回の運営は超少数精鋭だった
ひとりひとりの仕事・責任は重かったし、みんな大変だったと思う
けどね、これぐらいの人数でよかったなってわたしは思う
人が多すぎると今度は人のマネージメントが大変だし、少ない人数でササッとできたのはよかった
あー、なんかもう5年ぐらいの運は使ったかもしれない
これでおわり
100カンファも終わり、ブログも書き、振り返りMTG も終わった
まだちょっと細かい仕事はあるけど、それでももう終わり
なんだかあっという間の半年だった
振り返りMTG終了後、るーくちゃんさんに「また実行委員長やる?(笑)」と聞かれた
わたしはもうやることはない
わたしがやりたいカンファはもうできた
こんなに楽しめるなんて思わなかった、それぐらい最高だった
だから今度はわたしが助っ人(実行委員)に回れたらなあと思う
くりむぞんさん、るーくちゃんさん、べーたさん、あそなすさん、かわたそさんの大人メンツは超安定していて流石だ…!!!と思ったので、わたしも彼・彼女らのようになりたい
まだまだ道のりは遠いけど、カンファをやりたいと言っている子を支えられるようになりたい
今回わたしは新春カンファって何回も言った
それぐらい影響を受けた
数年後、100カンファの話をしてくれる人がいたら嬉しく思うし、けどやっぱり恥ずかしいんだろうな
Dreaming
「カンファやりたい!」という夢を叶えた
また新しい夢を探して、夢達成のために一歩ずつ進んでいこう
今日は新たなスタートだ