高校生と研究の話をするコツを考える.
この前オープンキャンパスがあって,そのときに高校生や父母の方と話したので,自分なりにどう意識したのかをまとめておく
どこから来たのかとか,今何年生なのかをきく
一番初めにつかみとしてきいてみる. 本人の緊張が和らぐように. もし遠くから来たならお礼を言ったり,高校1年生だったら「入学して3ヶ月なのにもう次の進路考えてるの」など,一言添えるとよし. こちらがわは機械じゃないので,ちゃんとコミュニケーションを取る
あと,これから話す内容にベクトルとか微積とかの内容が絡むんだったら,そのためにも学年を知れると便利
具体例を出す
情報推薦とか言われてもわからん. amazonや楽天と言ったサービス名を出したり,そのサービスの中でもこんな時に出るよねって具体例を話すと相手はイメージしてくれる. 研究内容と現実の話がリンクすると,楽しそうとか思ってくれる. 実世界に役立つイメージができる. 質問を考えやすい
たまにイケてるワードを出す
ニューラルネットワークとか,ビッグデータとか,高校生側はあまり意味がわからないんだけどなんとなく知ってるみたいな単語があると,イケてる感じが出る. その時に簡単に一言概要を添えられると良かった.
わかりやすい単語をつかう
イケてるワードと反対のことを書いてるようだけど,言ってることが意味わからないと途中で飽きてしまう. 極力知っている単語で固めてあげる. スライドでは正式名称を書いてるけど,言葉ではちゃんと補足していく
出来る限り問いかける
どこの研究室に行っても展示をみるか話を聴くかなので,受け身態勢になっているはず. できるかぎり,双コミュニケーションをとる. さっきのわかりやすい単語を使った時とかにしっかり相手の目を見るとか,知ってる?と聴いてみたりとか.
たまに強いお父さんとかくるから気をつける
もはやコツではなんでもないけど,めっちゃ質問してくるお父さんとか,同業者のお父さんとか来ちゃう. そのとき,強い質問をぶつけられてタジタジになると研究室の印象が悪くなっちゃうのでがんばる. あと,強い質問じゃなくても,お父さんが何か聞きたくなるようにたまにお父さん向きに話してみる. その内容で質問をもらえたら,おっけー. 学会とかの発表練習感覚ができる.
それでこれ結局何に役立つんだろうと思わせない
この研究の先にある未来の話をする. これは研究室によりけりかもしれないけど,わたしの研究室はそんなに理論系じゃないので,応用した結果ってのは伝えやすいはず. だからちゃんと伝える.
未来の話をしつつ,それに合わせて,この研究が必要としている背景をわかりやすく伝えるようにする. 従来はこういうところが大変だった || 問題だった || 足りなかったのでやったんだよ〜みたいな感じ. 高校生に「それで結局これって何に役立つの」と思わせたら負け
所感
- 高校生と話す経験とかってほとんどなくて,どう話して良いのか結構悩んだ
- はじめはちょっと慣れなかったけど,後半の方は少しずつ聞きたい話,ウケる話とかもわかったので,クオリティが上がった気がする.
- 次は高校生向け+学部3年生向けの調布祭でのオープンキャンパスがあるのでがんばろう
- コツって書いてるけどしょぼいというか当たり前だよなあって気持ちになった
そのた
- そろそろ学会デビューをしてしまうので,研究がんばる
- アパートに住み着いてる猫かわいい