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20kmを歩きながら感じたこと。

昨日、第25回名護・やんばるツーデーマーチに参加した。この企画・趣旨は

全国からウォーキング愛好家が集まり、名護市を中心とした近隣町村を「歩く」イベントです。5kmから40kmのコースがあり、参加者は自分の体力やペースに合ったコースを選んで歩きます。当日の参加申込も可能ですので、この機会にやんばるの景観や自然を満喫しながらウォーキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。(引用元)

というもの。目的は?と聞かれたら、歩くため。ただそれだけの企画。「何分でゴールできましたね!やった!」「完歩(ツーデーマーチではこういう表現をするらしい)できたね、記念に何かをあげるよ☆」みたいなことはない。私自身は初参加で、第25回やってることも当日会場に行って知ったのだけど、なぜそんなにも回を重ねることができたのか考えながら歩いてみて、文章に起こしてみることにした。

集合

20kmコースのツーデーマーチの開始時刻は0800。学校の寮に0620集合。0540には家を出て、学校までの第一のウォーキング開始。ウォーキングに向けての準備体操代わりになったけど、太陽も出てないし車も通らないわで本当に真っ暗でほんとに怖かった>< 無事に寮に着くが、看守さんに気づいてもらえず待ちぼうけ。先生が来てくれてやっと中に。もうこの時点で体力が半分ぐらい失われてた気がする。

出発前

40kmコースの人は既に0630に出発していて、なんと参加者が300人オーバー(他のツーデーマーチを検索したら945名参加とかもあった)。このときに、この大会ってまじやばいものなのねと悟る(ˇωˇ ) 会場についたのは0650頃でおしゃべりとかしたり、周りの内地の人(以降:ないちゃー)率を見てgkbrしてた。0730頃からラジオ体操でもないけど、謎の準備運動をして0750に出発。出発予定時刻は0800だったのになんでそんな微妙な時間から出発したのかは謎。だけど、これがすごく沖縄っぽいと感じたりもした。20kmコースの参加者は200人以上いる雰囲気だった。参加者の年齢のアベレージは60オーバー。日本のおじいおばあってこんなに元気なんです?わたしもおばあになったときこんなことができたらいいなあ。今回のウォーキングは、同じ学科の女の子(以降:ちえぴー)とふたりでゴールすることを胸に出発。

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図1 コース(ピンク→黄色→水色→黄緑の順番で一色約5km)
図2 スタート時の光景

START

〜5km(ピンク)

  • 参加者が一気にスタートして、若干歩きにくいが左側の海を見ながら歩く。キレイ。最初は平坦の道で、特に越すわけでもなく流れに任せて歩く。uguisuanpan先生に追い越される。
  • 突然後ろの人に「なっちゃん」と呼ばれてびっくりするが、ゼッケンに「なっちゃん」と書いておいたおかげで話しかけてもらえた。山形のおじいちゃん。その人のおかげで周りの人(北海道、千葉、山口等…)の人たちと話をすることができた。この人達もお互いに知らない人同士。この空間すげえ。
  • 参加回数が24回のおじいに会う。思わず話しかける。第2回からずっと参加してるらしい。24回も毎年歩き続けてるのってこのおじい本当にすごいと思う。
  • ちえぴーとルールを決める。
    1. 時間を見ないこと
    2. 後ろを振り返らないこと

〜10km(黄色)

  • 海側ではなく、山間部に突入。既に5km歩いてるので寒いとは感じなかったけど、白い息が出る。
  • 石川県の人に話しかけられる。学校はどこ、と聞かれ高専ですと言ったら彼の息子さんも金沢高専生だったらしい。親近感(・ω・) 福岡の人にも話しかけられる。高専について話す。楽しい。
  • そのあとから上り坂坂の地獄が始まる。ちえぴーとふたりで息も絶え絶えになりながら上り続ける。ふたりともツライのが続くのが嫌、という理由でだいぶ早歩きをする。たくさんの人を抜いてる時に、どう見ても80代だろっていうおばあちゃんが軽やかに山を上っていた。おばあちゃんと談笑し、先を行く。
  • 途中でカンが落ちていたのでカン拾いもついでにする。普段しないことも
  • 3kmの坂が終わり、今度は下り坂。さっきせっかく上ったので若干悲しい。息も戻ってきたところで10kmの中間地点。

中間休憩地点

  • uguisuanpan先生と再会。先生凄いです。
  • チェックインしようとしたら、チェックインにない公民館だった…(中山公民館というらしい)
  • トイレでおばちゃんに話しかけられる。おばちゃんが人が居ないという理由で男子トイレに入る。まじでこういう人居るんだな…やば…みたいなことを思う(たぶんこのおばちゃん達はないちゃーの方だった)。
  • 水分補給をし黒糖を食べて、あと半分だぞー!と言って二人で気合を入れなおして再スタート。

〜15km(水色)

  • 山間部は続く続く。12kmぐらい歩いたところで、国道58号線(以降58)に出る。>ここからが地獄の始まり<
  • 58の何がツラかったっていうと、ただの道であること。交通量も多いし、テンションの上がる要因がない。上り坂はキツイけど、人を抜きまくって(勝手に)達成感を感じることができるし、上り坂の終わりがあるってことを考えると一歩一歩が自然と出てくる。わりと平坦であるはずの58の整備された3kmの道がこんなにもツライとは思わなかった。お互い口数が減ってしまったが、先ほどのルールに追加で新たなルールを作る。
    1. 時間を見ないこと
    2. 後ろを振り返らないこと
    3. ツライ、もう無理などのネガティブな発言をしないこと
    4. ルールを追加したことと、早く16.2kmの休憩地点に行きたいので歩く速度が上がる。

16km休憩地点

  • 58から路地に入ったことと終わりが近づいてきて、ふたりのテンションはうなぎ〜のぼりになり、このまま行くことに。あとすこし。

〜20km(黄緑)

  • (歩くスピードの)目標にしてたおじいに話しかけられる。おじいと一緒にがんばろうって話になる。追い越す。二人の夫婦がいたのでその人達を目標にする。
  • ちえぴーもわたしもわりと元気で、58のお通夜状態が嘘のように盛り上がる。目標にしていた二人の夫婦の奥さんの方が話しかけてくる。高校生なのとか話が始める。沖縄の人らしく、息子さんは県内の進学校→琉大というルートを辿ったらしい。世間話楽しい(●´ω`●)
  • ちえぴーに、マップを見ないでおこうという謎の提案をする。その影響で、目標の夫婦から遅れないようにがんばって歩くことになるw
  • 残り1kmのときのテンションは異常。1kmと言ってももちろん10分はかかるわけで、10分間も謎のテンションに包まれる。
  • 21世紀の森(スタート兼ゴール地点)が見える。クライマックス。

1205、GOAL

  • 嬉しさとか、達成感とか、感謝とか、もう少し歩きたった欲とか、色々なものに包まれる。
  • 歩行時間は4時間15分ぐらい。同じ20kmを歩いた沖縄高専生の中では一番のタイムだった。
  • 知らない人(ほとんどないちゃーのおじいおばあ)とこんなにも喋ったのって初めてだし、すごく楽しかった。私自身の話もたくさんできたし、住んでいるところの話聞いたり、この大会のリピーターの方と話したり、本当に普段できないことしかしてない!
  • 帰ってきてちえぴーと乾杯したアセロラ(完歩者に配っていた)は美味しかった!
図3 ゼッケンのおかげでいろんな人に話しかけられた(*´ω`*)

このブログを書いた理由=歩いた感想

参加前は「歩いたよー!疲れたー><」と、FBに書くだけの予定だったのだが、なんでこんな文章に残したのかというと伝えたい内容が多すぎたから(当たり前だが)。何を伝えたかったのかというと、ぜひ沖縄高専生にこの大会に積極的に参加してほしいから。 今日、いろんな人と話してて実感したのが

  • 「自分のことを話せる能力」
  • 「相手のことを知っている知識」
  • 「目標を持ってがんばること」

が本当に大事だなと思った。

「自分のことを話せる能力」

60オーバーの方は私達ぐらいの年代の子が何をやっているのか聞きたがる。それに対してわたしはできるだけ的確に答えてあげたいし、ちゃんと相手に理解させてあげたい。普段高専生と話すからお互いの前提知識があるけど、何も知らない人(高専すら知らない人)+おじいおばあに説明するのって自分がキレイにアウトプットしないと伝わらないって痛感した。自分がやってること・がんばってることは伝えたいし、そういう力も付けたいなって感じられた。

「相手のことを知っている知識」

人と話す上であったらいい知識の引き出しのこと。金沢高専に通っていた息子さんがいるおじいに「石川に住んでいて…」と言われてすぐに「金沢ですか?石川ですか?」と言えたのは知識があるからだし、倉敷市と書かれたゼッケンを着けているおじいに「倉敷コンビナートのところから来たんですか!」と言えたり、習志野市と書かれたゼッケンを着けている見た目40・50代なのに凄くムキムキで無駄脂肪がなくTHE肉体美って感じの人はもしかしたら自衛隊なのかもしれないって思えたりするのって、そういうのは結局知識がないといけないことで、それを知っているから話が発展することもある。わたしは高専が好きだから全国の高専がどこにあるってのはなんとなくわかって、地理が好きだから倉敷コンビナートぐらいはわかって、有川浩さんの本が好きだから自衛隊の知識がちょっとだけあった。これって偶然だけど、いろんなことを知っていたら知らない人とでも話が盛り上がるんだなって感じた。だから、自分のことが話せて相手のこともなんとなく知っていたらもう最強だなって。コミニュケーション能力がないから喋れない>< って自分で殻に閉じこもるんじゃなくて、もっと周りの人と話すの楽しいし、たくさん知識増やしたいなって思った。

「目標を持ってがんばること」

今回の最終目標は完歩でしたが、ところどころに目標を立てて歩いてました(>突然のですます調<)。後半は特にダレやすいので、「この人達についていく」という目標を立ててそれを実行していました(途中で越したりもしましたが)。そしてその目標を続けた=実行できることって本当に気持ちいいんだなって改めて感じました。歩くこと自体には意味は無いけど、歩くことを目標にして、その間にいろんなことを考えるのって1年に1回ぐらいはあってもいいんじゃないかなって思いました。歩いてる時に考えられたこと・出会えた人ってほんとに素晴らしいものだと思います◎ 北海道、山形県、埼玉県、千葉県、東京都、石川県、静岡県、滋賀県、岡山県、山口県、福岡県のお話することができて(把握している限りで)、自分のことを話せたりできて凄く楽しかったです。ツーデーマーチに参加したないちゃーの方は、ぜひ沖縄を楽しんで帰ってもらいたいです!さっきもチラっと書いたが、24回参加してるおじいは来年も参加すると思う。こうやって続けることはすごいことだと思うし、人に感動を与えられる。わたしもツーデーマーチに限らず、何かを習慣づけて続けて人に感動を与えてみたい。

あとはこういうイベントって、普段しないことをしたくなったりするのはあるあるだと思う。街にゴミが落ちてても何も思わずに通ったりしてるけど、こういう機会だと拾いたくなるもので、特に山間部に落ちているカンを見たらなんだか悲しくなってそれを集めながら歩いてました。少しでも人の役に立てたんじゃないかなって完全に自己満足だけど、そういうのを自然にできていたので来年もぜひカンを集めながら歩きたいな。

FBを見てておもったのが、ツーデーマーチに参加したみんなが「楽しかった!」「達成感が凄い!」とか言ってて、わたしと同じようなことを思ってる人もいるんじゃないかなって思った。つまり、誰でもこの気持ちを味わうことができるのでほんとに積極的に参加して欲しい。

歩いてる時は「来年も絶対20kmだわ。つらすぎ。」とか思っていたけど、ブログを書いてると来年40kmに挑戦してもいいんじゃないかって思えてきた。ちえぴーが付き合ってくれるなら40km参加しようかな。あと、何度も言うようだけど沖縄高専生には20kmでいいからもっと多くの人がツーデーマーチ参加してこの達成感を味わってほしいな。