技術者とそうじゃない人の考え方の違い。
母と本部町伊豆味にある喫茶店(兼お食事処)までご飯を食べに行った。唯一の昔から行っているお店。
わたしの地元は那覇で喫茶店までだいぶ遠い。なんでそんなところにあるお店に昔から行ってるかと言うと、美ら海水族館(通称:美ら海)に行くついでに毎回行っていた。美ら海が出来た年の1年間は年パスを買って月1,2で美ら海水族館まで行っていた。美ら海は当時世界最大の水族館ですごくキレイだった。特に最後にあるでっかい水槽を見るスペースがすごくいい。上をジンベエザメが通ったり、なんだか癒されるマンタだったり、大量の群れる魚を見たり。そこのスペースに家族4人で上を向いてボケーッと座っていた。うん、まあ今回の話には関係ないけど凄くキレイなので絶対行ったほうがいいよという話。
美ら海で心が美化されたあとにいつも喫茶店に行っていた。ここのフーチバージューシーは世界一だと思う。あと、うちなーんちゅでも見たことのないタピオカチャンプルーが食べれる。見た目は!?!?ってなるけどめちゃうまなんだよね(´,ω`)
ここのおじさん(店主)がすげーおしゃべりでいいひとなんだ。美ら海の年パスがあったときは喫茶店にたくさん行っていたけど、それからは年に2回ぐらいしか行けなくなった。中学では2回行ったかぐらいだし、高専の3年間はたぶん行ってない。だけどおじさんはわたしの顔を見ると思い出してくれる。ほんとに優しいおじさん。
そんで今回はそのおじさんの話なんだけど、喫茶店にはいろんな人が訪れる。その人のお話とかお友達のお話とかをおじさんはたくさんしてくれた。
おじさんがしてくれた工学系男子の話をする。彼を工学クンとこれから呼ぶ。
工学クンは居眠り運転してる人を叩いて起こすというロボットを作っているらしい。おじさんはそれを笑いながら話すんだ。その笑いながらというのは「こんなの作ってるのー(笑)」みたいな雰囲気の方。わたしは聞いた時、きちんと技術が確立されてどの自動車にも乗ることができればいいなあとおもっていたし、これはすごく大事なことなのになあとおもった。
工学クンが高速道路について面白いことを話した(おじさんにね)
これからの高速道路は車が走るんじゃなくて道路が動くと思う。
そのほうが事故が減るから。
わたしはこれを聞いた時ステキだ。そうなってほしいとおもった。とんでもない電気代がかかるし、途中で降りる・乗るときはどうするのとかそういう問題もあるけど、わたしはこれを聞いて面白いなあと純粋に感じた。だけどそんな未来が来るんじゃないかなとも思えてきた。人が乗る電車があるなら、車を運ぶ高速道路があってもいいんじゃないかって。
だけどおじさんは、こんな未来はこないでしょ〜みたいな感じだった。技術的にムリムリみたいな感じだった。
高専生であるわたしは居眠り運転防止ロボットも高速道路の話も、きいていてすげーわくわくした。どんな技術を使えば実現ができるのか、問題点はどこか、改善点はどこか、とかすげーひとりで考えてわくわくしてたけど、おじさんはムリだよーの一点張りだった。感覚が違うなあとおもった。
そういう近未来のことを考えないと技術なんて進まない。アイディア出しやディスカッションやシュミレーションを繰り返していって世の中は便利になった。それを聞いて、すげー!どうしようかな!って思うのは技術者(更に幅広く言うと理系)の人なのかなって思った。(笑)みたいな反応は、何も考えずに言っている感じで、何が悪いから(笑)って言ってくれたらわたしは納得するんだけど、いやいやみたいな反応だったのがちょっとショック。
あ、決して技術者が凄いとか技術者じゃない人が悪いとか言ってるわけじゃなくて、少なくともわたしの普段過ごしている環境にはいない人だなあと思った。むしろそういう方がいるからこそ、技術者はやってやる!って気持ちになるのかもしれない。それほんとにできるの?って言っている人が、技術者が作ったものをすげーすげーって言ってくれたら嬉しいよね。わたしはプログラミングもわからないし理系でもない母にプログラミングの話をして、凄いねーと言ってもらうのが嬉しい。いや、これは母だから子どもに対して褒めているのか?まあ褒められたり凄いねって言われたらやる気出るよね(単純なわたし)
そのあとにおじさんがUFOとか怪奇現象とかの話をした。UFOを見た人のお話を聞いたり(お客さんにいたらしい)、実際に遠くの枝をパキンと折った人とかもいるらしい。だからそういうのを信じているみたい。
技術者の技術よりもそういう方面のを信じてるってなんだか面白いおじさん。いつまで沖縄にいるかわからないし、またおじさんに会いに行きたいな( ´ω`)